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kosoさんが音楽ブログはつまんないと書いておられたが、確かに音楽について書くのは難しい。どこかで聞きかじったような事を書いてみても音楽からどんどん遠ざかっていくだけでなかなかうまくいかない。そこへ行くとやっぱり、この人はなんだかんだいってもうまい。これとは又別のエッセイでソニー・ロリンズの演奏を「中でも余人の追随を許さないのはスタンダード・ソング(いわゆる「唄もの」を演奏するときの、すさまじいまでの解像力だ。あっという間もなく唄の懐に入り込んで、その中身をひとまずゆるゆるにほどいて、それから自分勝手に組み立て直して、もう一回かたくネジを締め直してしまう。」と書いていたが、ロリンズの演奏を聴いたことがある人なら誰も深くうなづいてしまうだろう。
このエッセイはアルバムというよりも、むしろ音楽家自体についてとりあげた文章だが、その人の音楽を知っていれば頷きながら読めてしまうし、知らない人なら一度その音楽を聴いてみたくなるよう出来ている(僕がスパゲッティをゆでていると食べたくなるように)。こういったエッセイを読んでいると「蛍・納屋をやく」や「中国行きのスローボート」といった短編集の幸せな読者だったころを思い出す。村上春樹自身がシューベルトについて「フランツのやつ、歌曲とか、ピアノの小品なんかは実にいいんだけどね、ピアノ・ソナタ、ちょっときついよな。やっぱ、あいつの才能って、短いものに向いているよね。ところが本人は、何かっていうと長いものを作りたがるんだよ。才能もあるし、いいやつなんだけどさ、ああいうところ、ちょっとはた迷惑だよな。」と書いているが、最近の彼の書く長編小説は僕にこんな感じを与えるというと言いすぎだろうか?ちなみにIQ84はまだ読む気がおこらないんだなあ。
by kwhiro
| 2011-02-13 19:13
| 音楽
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