葦と棚田と自転車と、それにパーキンソン


琵琶湖岸の葦原を眺めながら自転車で走るブログです
by kwhiro
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カテゴリ:パーキンソン( 15 )


勘違い

何回か過去の記事に挙げたライタリー。従来のメネシットからどう切り替えるのかっていう話が載っていたので読んでみてビックリ。思っていたのと全く違う。
レボドパを末梢の組織でドーパミンに変換してしまわないように、メネシットはレボドパと脱炭酸酵素阻害剤であるカルビドパの合剤となっているのは皆さんご存知の通り。レボドパは血液脳関門を通過出来るので、中枢神経系でドーパミンに変換される。脱炭酸酵素阻害剤は神経以外の組織ではレボドパがドーパミンに変換されるのを妨げるのだが、それ自身はエルドパと違い血液脳関門を通過出来ないので、肝心の中枢神経内のドーパミン作動神経でレボドパがドーパミンに変換されるのは妨げない。実にうまく出来ているのである。実際レボドパはカルビドパとの合剤として使用されるようになって、はじめて臨床的に実際に使える薬になったと言って良い。ライタリーではこの脱炭酸酵素の活性がそれまでのメネシットと比べて大幅に長持ちするので、メネシットと比べてレボドパの量は節約出来るのだと思い込んでいた。
ところが下の図によるとメネシット(IR CD-LD)を1錠服用した時と同じ効果を得ようとすると、なんとメネシットに含まれるレボドパの3倍量を含んだライタリー(ER CD-LD 3×)がいるのだという。(この図はEJ Alberto 達の論文にのっていたものをNeurology clinical practice という雑誌より引用しています。)
d0182277_16314324.jpg

実際には3倍まで必要でなくて、実用的には2倍程度でOKと書いてあるが、どちらにしてもメネシットと同等の効果を挙げようと思うと、メネシットに含まれるレボドパより最低でも2倍程度のレボドパを含んだライタリーがいるということらしい。まあ考えてみれば半減期が数倍長くなるので、この血中濃度曲線の下の面積を保とうと思えば、数倍のレボドパがいるのは当然かもしれない。なのでこのライタリーはやはりある程度病気になってから時間がたって、ジスキネジアやウエアリングオフが明らかにある人のためのお薬ということになる。ジスキネジアのある人だと最高血中濃度が黒線ほど上昇してはいけないので、赤線の代わりに緑線くらいにしておこうという具合に使うんだろう。しかし例えば今メネシットを一日
400mg服用している人はいきなり倍の800mgのレボドパを服用することになる訳だ。レボドパの服用量の概念がかなり変わりそうである。

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by kwhiro | 2017-03-30 22:24 | パーキンソン | Comments(0)

バックハンドが振れない訳

昔のペンの癖が抜けずバックハンドが振れないと前回書いたが、実はもう一つ理由がある。
バックハンドを打つ時に何が一番大事かというと手首が鞭のようにしなること。
ボールを打つ前にはリラックスして、インパクトの瞬間にパシッと手首が返る事が大切だ。これ、従来なら私としては得意なはずだったんですよね。バトミントンみたいに手首の強さが必要なスポーツはむしろ得意な方で、運動神経の無さを手首の強さで補っていた感じ。
しかし、しかし、これが今回は駄目なんです。前にも書いたが、私の症状は利き手の右手から始まっていて、一番最初の症状は字がうまく書けなくなったことだった。なので他の症状も右腕の方が強い。いわゆる筋固縮も右腕に強く、これが一番最初に出てくるのが手首の関節なんですね。
左の手首に比べると今の私の右手首は固い、固い。で、どうしてもタイミング良くボールを弾けない。
おっちゃんが昔卓球をしていた時にはチキータなんていうのも無かったが、これなんかはもっと手首の動きが必要だと思う。ちなみにチキータってボールの左横をとってチキータバナナみたいに横に曲がる弧線を描いてレシーブすることらしい。

もひとつ、おっちゃんの頃にはなかったのがこれ。
こんな動画が昔あったら、もう少しうまくなっていただろうにな。今の子達がうらやましい。
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by kwhiro | 2016-12-22 23:00 | パーキンソン | Comments(0)

バックハンド

というわけで、ペンをシェークに持ち替えて卓球しているのだが、なかなか打てる様にならないのがバックハンドだ。ペンの時はバックはほぼプッシュのみだったので、ついついつま先立ちになって体が浮いてしまう。シェイクだと肘が前に出ないといけないのだが、ついペンの癖で前腕を返して、肘を胴体につけてしまう。若い頃に体に染み付いた習慣というのは、なかなか治らないもので、頭では分かっていても、体は反射的に動いてしまう。何とかきれいにバックハンドが振れる様にならんかなあ。
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by kwhiro | 2016-12-18 22:02 | パーキンソン | Comments(0)

クスリの値段

先日ratrayのことを書いたが、その他にもパーキンソンのクスリには不思議なことが一杯ある。
ちなみに日本でのメネシットの薬価は31円。L-DOPA100mgと等力価のドパミンアゴニストはというとビシフロール1mgで約300円と約10倍、私が今使っているニュープロパッチ9mgで660円と約22倍。私が実際使ってみての実感ではレボドパ100mgの効果はアゴニストより遥かに大きいから
アゴニストのコストパフォーマンスはレボドパの1/10以下ということになる。このように単に新しい薬というだけで薬価が高くなり、薬自体の価値というか重要性は全く価格に反映されていないのが日本の
薬価の不思議な所だ。

更にトレリーフ25mg錠は何と1錠で1115.9円もする。ところがこのトレリーフと同じ成分のエクセグランという抗けいれん薬は100mg錠でたったの29.8円。エクセグランの1/4の量しかないのに抗パーキンソン薬という名前がつくだけで値段が37倍にもなり、同じ1mgで比べると何と148倍の差である。もともとこのゾニサミドという薬、日本発の抗けいれん薬で、精神・神経センターの村田美穂先生が、てんかんとパーキンソンを合併した患者さんに投与したら、けいれん発作だけでなく、パーキンソンの症状までよくなったという経緯で、みつかった薬だ。そういう意味では応援したい薬なのだが、もう少し安ければねえと思うのは私だけだろうか?

ちなみにratrayの価格をネットでみてみると、エルドパ95mg入りで1カプセル2.6ドルと決して安くはない。個人輸入するとなると結構高くつことになる。アメリカではある程度製薬会社の裁量でプライスを決められるらしいからね。
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by kwhiro | 2016-12-15 23:07 | パーキンソン | Comments(0)

ピンポンサイン

確かkosoさんもそうだったかと思うが正直言うと、昔卓球部員だったことをカミングアウトするのはかなり勇気のいることだった。
なんでこんな俊敏性のいる、私には一番向いていない競技を選んだのかずっと自分でも?だったし、ましてパーキンソンという動きが遅くなる病気になってしまってはもうこのスポーツとは全く縁が無くなってしまったと思っていた。
ところが、町内の卓球同好会に誘われて、久しぶりに打ってみたらこれが意外と動けるんですね。最近は普通に歩くのがかなり苦痛になってきているのだが、何故か卓球をしている時だけ太腿あたりの鉛が入ったかの様なズッシリ重たい状態を忘れていられる。すくみ足がある人が、横断歩道になると歩ける、音楽と合わせると歩けるのと一緒で、ピンポン玉を追いかけるというのが視覚的なキューになるんだろうか?
いずれにしても自分が病気だということを片時でも忘れさせてくれるものがあるということは有り難い。
という訳で自転車乗らなくなった分、しばらく前からもう二度とすることも無いかなと思っていた卓球をまたやりだした。21点マッチだったのが11点になっていたり、サーブが5球ずつだったのが2球ずつになっていたり浦島太郎状態な事も多々あるがそれはそれ。

昔は当然の様にペンホルダーだったのだが、せっかく再開するのならと、シェイクのラケットまで買ってしまった。で、同じクリッパーを使っている平野選手のワールドカップでのミマちゃんとの激戦。


全日本の時もそうだったが、ミウちゃん、ミマちゃん相手だと強いなあ。まだ体も大きくなりそうだし、パワーがついてくればもっと強くなりそうだ。しかし私が卓球をしていた頃に、ワールドカップで日本人同士のこんな熱戦が見られるとは夢にも思わなかったが。
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by kwhiro | 2016-12-10 15:07 | パーキンソン | Comments(0)

RYTARY

早ければ来年にも日本で使用可能かと言われていたL-DOPAの徐放剤の販売がどうやら暗礁に乗り上げているようだ。来年で臨床応用されて50周年になるL-DOPAだが今でもパーキンソン病の内服治療の主役としての役割は揺るいでいない。しかし現在日本で使用されているL-DOPA/カルビドパの合剤はその作用持続時間が短いのが欠点で、L-DOPAの効果が切れるとOff状態になって全く動けなくなってしまうなど、パーキンソン病患者にとって不都合なことが色々起こる事は皆さんご存知の通り。
このretaryという薬、従来の即放錠と、効き目の遅い徐放錠を一つのカプセルに入れる事により、L-DOPAの作用時間の延長を狙ったクスリである。その昔販売されていた徐放錠はクスリの効き目の立ち上がりが悪くていつのまにか市場から撤退してしまったようだが、このretaryは速放錠との混ぜ具合が良いのか効果の立ち上がりも良好のようで、海外の治験ではすこぶる評判が良いようだ。しかも当然Off時間などは速放錠に比べるとしっかり短縮されるという徐放錠本来の効果も、L-DOPA/COMT阻害剤の合剤にまさるという。まさにパーキンソン病患者にとっては一刻も早く日本にも導入して頂きたいクスリなのだが、このクスリの販売に手を上げる製薬会社が何とどこにもいないという。詳しくはこの要望書をみて頂きたいが、その理由はなんとこのretrayの薬価が安すぎてもうからないとの事なのだ。現在のL-DOPA/カルビドパの合剤100mg錠は1錠の値段が40円程度なのだが、この新しい徐放錠もそれと同様の薬価に設定されるだろうから、それではペイしないということらしい。いかに重要で、患者にとって大事なクスリでも販売されてから暫くすると、どんどん薬価が下がっていってしまうという日本の薬価制度の短所がもろに現れている。古かろう悪かろうで、どんな大事なクスリも時間がたつと二束三文で売られ、時にペイしないという理由で市場から消えてしまうことさえある。
このまま待っていられないから個人輸入でもしようかしらん。どなたかお仲間はいませんか?
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by kwhiro | 2016-12-01 23:02 | パーキンソン | Comments(2)

魚の目

最近うまく歩けないせいか、右足の小指の魚の目がとても痛かった。
あまりの痛さで、朝ミルクの散歩に行くのも億劫なぐらい。
あまけに右足に体重をかけまいとして余計に変な歩き方になり、古傷の左膝まで
痛み始める始末。
これはいかんと昨日皮膚科に行って魚の目削ってもらいました。
こんなことならもっと早く削ってもらうんだったと思う程、小指の痛みは激減。
なんでもパーキンソンのせいにせず、こまめに体の手入れをしないと駄目ですね。
反省。
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by kwhiro | 2016-08-03 23:15 | パーキンソン | Comments(0)

bicycle signその後

前回bicycle signの記事をあげたのは、このブログを振り返ると丁度2年前。
発症後3年経ってもまだ自転車に乗れれば、パーキンソン症候群ではなくてパーキンソン病の可能性が高いというあれです。前の記事を書いた頃には既に症状が出てから1年ぐらい経っていたから、もうすぐ3年。で、結果はどうかというと、まだ乗れる。
うちの娘が私の職場の近くの高校に通うようになったので、4月新学期が始まる前に一緒に通学路を走ってみたが、結構いける。歩くのに比べたら随分楽でビデオに出てきた爺ちゃんの気持ちが少し分かる様な気がする。しかしzulloは60歳過ぎてからの趣味と思っていたのに、今の調子だととてもじゃないが60歳になるまで自転車に乗れているとは思えない。
そんな訳で、いつか自転車に乗れなくなる日はそう遠くないうちにやってくるのだろう。
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by kwhiro | 2016-07-14 22:49 | パーキンソン | Comments(2)

ロビン・ウイリアムス

もはや昨年の話題になってしまったが
O・サックスが書いた追悼文を引いておこう。
「レナードの朝」では嗜眠性脳炎後のパーキンソニズム患者を治療するO・サックス自身に扮していたロビン・ウイリアムスが初期のパーキンソンに伴う鬱で自殺してしまうとは、何とも皮肉な話だが、生前の彼のエネルギーあふれるパフォーマンスを見ていると、パーキンンソンと云われた時点で、あのパフォーマンスが100%出来なくなってしまうと思い詰めたのも仕方が無い様に思う。
私は元々がのんびり タイプなので、まだあんまり以前に比べて動きが悪いねと言われる訳ではないのだが
みんな言わないだけで気づいてはいるんだろうな。
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by kwhiro | 2015-01-12 15:58 | パーキンソン | Comments(0)

変温動物

遅ればせながら新年おめでとうございます。

今年は正月早々雪も積もり寒い事。
パーキンソンの方は皆そうなのか知らないが
寒くなると、途端に動きが悪くなる。
まるで、自分が爬虫類の様な変温動物に
なった気分だ。早く暖かくならないかなあ。
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by kwhiro | 2015-01-10 22:51 | パーキンソン | Comments(2)