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早ければ来年にも日本で使用可能かと言われていたL-DOPAの徐放剤の販売がどうやら暗礁に乗り上げているようだ。来年で臨床応用されて50周年になるL-DOPAだが今でもパーキンソン病の内服治療の主役としての役割は揺るいでいない。しかし現在日本で使用されているL-DOPA/カルビドパの合剤はその作用持続時間が短いのが欠点で、L-DOPAの効果が切れるとOff状態になって全く動けなくなってしまうなど、パーキンソン病患者にとって不都合なことが色々起こる事は皆さんご存知の通り。
このretaryという薬、従来の即放錠と、効き目の遅い徐放錠を一つのカプセルに入れる事により、L-DOPAの作用時間の延長を狙ったクスリである。その昔販売されていた徐放錠はクスリの効き目の立ち上がりが悪くていつのまにか市場から撤退してしまったようだが、このretaryは速放錠との混ぜ具合が良いのか効果の立ち上がりも良好のようで、海外の治験ではすこぶる評判が良いようだ。しかも当然Off時間などは速放錠に比べるとしっかり短縮されるという徐放錠本来の効果も、L-DOPA/COMT阻害剤の合剤にまさるという。まさにパーキンソン病患者にとっては一刻も早く日本にも導入して頂きたいクスリなのだが、このクスリの販売に手を上げる製薬会社が何とどこにもいないという。詳しくはこの要望書をみて頂きたいが、その理由はなんとこのretrayの薬価が安すぎてもうからないとの事なのだ。現在のL-DOPA/カルビドパの合剤100mg錠は1錠の値段が40円程度なのだが、この新しい徐放錠もそれと同様の薬価に設定されるだろうから、それではペイしないということらしい。いかに重要で、患者にとって大事なクスリでも販売されてから暫くすると、どんどん薬価が下がっていってしまうという日本の薬価制度の短所がもろに現れている。古かろう悪かろうで、どんな大事なクスリも時間がたつと二束三文で売られ、時にペイしないという理由で市場から消えてしまうことさえある。 このまま待っていられないから個人輸入でもしようかしらん。どなたかお仲間はいませんか?
by kwhiro
| 2016-12-01 23:02
| パーキンソン
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